盛岡りんごドライシードルの
魅力をお伝えします。
代表取締役社長 嶌田 洋一
飲みきりサイズの小瓶でちょっと特別な時間に
いわて果実の微発泡ワインシリーズ「Our Hour(アワー・アワー)」は2022年にスタートしました。若手スタッフ2人とわたしがメンバーとなり、プロジェクトを進めました。
県産リンゴを使ったシードルがスタートで、そこから派生して、今はドライシードル、スイートシードル、ゆずシードル、あとはスパークリングワインのラインナップがあります。シードルは果汁を発酵させ、スパークリングワインは紫波と花巻のワイナリーで造ったワインに炭酸ガスを注入して製造しています。
Our Hourのシリーズはクラフトビールと同じ小瓶サイズで販売
330mlの小瓶の炭酸飲料というのは、ビール会社の設備を生かした商品だと思います。全般的にドライな口当たりながら、食事と合わせて楽しめる味わいを目指しています。
スパークリングワインって、フルボトルになると(量が多くて)なかなか二人で飲み切るのが大変ですよね。一人や少人数で飲んでもちょうどいい飲みきりサイズの小瓶でご提供することで、日常の「わたしたちの時間」がちょっと特別なものになるようにという想いを込めました。
樹上完熟と寒さがおいしさの秘密
シードルはもともと、2014年頃から製造していましたが、今回はあえて「盛岡りんご」にこだわった商品を造りました。盛岡産の農畜産物の認知度向上と利用拡大を目的にした盛岡市の「美食王国もりおかイノベーション事業」にも採択され、PRに力を入れています。
盛岡の方なら共感していただけると思うのですが、地元の人は「盛岡のリンゴが一番美味しい」という誇りを持っていますよね。ただ、あえて「盛岡りんご」という区分けで買って食べる方は、地元でも少ないと思います。地元の人でもあまり意識しない盛岡りんごを加工品として発信することで、改めてその美味しさを多くの人に知ってもらうきっかけになればいいなと思っています。
盛岡りんごの特長は収穫時期を遅らせて、樹に実らせたまま完熟させる「樹上完熟」です。また、寒さが厳しく、昼と夜の寒暖差がとても大きい気候が、身をキュッと引き締め、糖度と酸味のバランスが抜群に良い、味の濃いリンゴを育てるそうです。
食事とともに味わい香りも楽しんで
そんな、盛岡の風土が育てたりんごを地元の農家さんから譲り受けて、1瓶につき2個使用して仕込みました。保存料や香料、着色料は一切使わず、果汁だけを発酵させて造っているので、盛岡りんご特有のしっかりとした味わいと香りを活かしつつ、甘さを抑えたキリッとした飲み口に仕上がりました。
香りも非常に特徴的です。シードルは一般的には甘くて飲みやすいワインみたいな感覚があると思うんですが、三陸産のお刺身や和食など普段の食卓のおかずとも相性抜群です。ブルーチーズともよく合います。食中酒として一緒に味わって、飲んだ後の香りも楽しんでいただきたいですね。
盛岡りんご100%のストレートな味わいと香りを楽しんでほしいです
昨年は猛暑で、高温障害やカメムシの被害など、農家にとっては苦難の連続だったと聞いています。収穫量が落ち込む中、ベアレンでは農家の皆さんと連携を取り合い、質の高い盛岡りんごを確保しました。今回出荷されるのは限定7500本で、県内を中心に販売します。
盛岡りんごのおいしさをギュッと詰め込んだシードルを、ぜひ皆さんの食卓で味わっていただきたいと思います。
